ひとり言

この街が嫌で

飛び出した夏

月日が過ぎて

あの街を

思い出した

あの頃と

街の姿も変わり

あの夏から記憶は

途切れたまま

今住む街に帰る頃

焼けた鋪装(みち)に

掛けられた水が

蒸気をあげてゆく

まるで故郷(ふるさと)が

自分を拒むかのように

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